ミラクル・リナックス、オープンソースソフトウェア「Samba3.0」国際化プロジェクト開始～情報処理振興事業協会（IPA）のオープンソフトウェア活用基盤整備事業が支援～

ミラクル・リナックス、オープンソースソフトウェア「Samba3.0」
国際化プロジェクト開始
～情報処理振興事業協会（IPA）のオープンソフトウェア活用基盤整備事業が支援～

  ミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長　佐藤武）は、情報処理振興事業協会（IPA）の実施する「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」^*１の支援を受け、ファイルサーバ機能をもつオープンソースソフトウェア「Samba3.0」(サンバ)の国際化対応を行なうプロジェクトを、2004年3月を完了目標に開始したことを発表します。

  Samba^*２は、Windowsサーバ機能をLinux上で提供するオープンソースのファイルサーバソフトウェアで、MIRACLE LINUX（ミラクル リナックス）サーバOSにも搭載されています。オフィス環境でWindows、サーバ環境でLinuxなどが混在する環境において、２つのオペレーティングシステムを統合し有効活用する上で欠かせない連携機能を持っています。昨今、Linuxサーバを使用したシステム導入が加速するにつれ、費用対効果への関心の高さによりSambaを使用したファイルサーバシステムの導入も加速的に広がっています。

  今回のプロジェクトは、2003年9月24日に正式リリースされたSamba3.0の国際化対応をすすめ、日本語環境で発生するSamba3.0の問題を改善することを目的としています。Samba3.0の機能を活用することにより、既存のWindowsネットワークで構築されたオフィス環境や、官公庁や教育機関などの大規模なファイル共有環境などにおいて、Windowsサーバ機能を、コストパフォーマンスと安定性の高いLinuxとSambaによって提供することが可能となります。なお、作成した成果物のライセンスは全てGPLとし、メーリングリストなどを通して一般公開する予定です。

  ミラクル・リナックスは、従来からSamba日本語版の開発に積極的に参加しており、製品にもいち早く取り込んでいます。また、専門のサポートやコンサルティングサービスも用意しています。今回のプロジェクト成果物は、MIRACLE LINUX次期バージョンにも取り込む予定でおり、今後、よりユーザが安心してLinuxとSambaを利用できる環境を推進していきます。

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