スカイコムとミラクル・リナックス、Linuxソリューション分野で提携
2003年10月15日
株式会社スカイコム
ミラクル・リナックス株式会社
スカイコムとミラクル・リナックス、Linuxソリューション分野で提携
株式会社スカイコム(本社:本社:東京都台東区、代表取締役社長:荒武 捷ニ、以下:スカイコム)とミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 佐藤武 以下:ミラクル・リナックス)は、e-Japan 推進において採用が広がっているLinuxソリューション分野において、両社製品製品間での技術検証、情報交換ならびにマーケティング活動を共同で行うことに合意しました。
現在Linuxは急速に浸透し始めており、e-Japan推進による中央政府や地方自治体における採用、企業基幹業務システムでの採用が進んでいます。このような状況において、重要な情報の漏洩、紛失、リカバリ対策、セキュリティ対策を万全にし、高度な信頼性を備えたLinuxシステム構築環境を提供することが求められています。
今回の協業により、スカイコムは、ネットワークバックアップ管理ソフトウェア「SkyCommander」(スカイコマンダー)をエンタープライズLinuxサーバOS「MIRACLE LINUX」(ミラクル・リナックス)上で展開し、データベースとして「Oracle」、更に不正アクセスや情報漏洩からサーバを守るセキュリティソフトウェア「MIRACLE HiZARD」(ミラクル ハイザード)と組みあわせることで、安定性・可用性の高い、セキュリティの強固なLinuxネットワークバックアップ環境を共同でお客様へ提供していきます。
具体的な特徴は、以下の通りです。
- インターネットを介した差分データバックアップ及びデータリカバリ
- 独自の差分配信技術により通常のミラーコピーに対し約1/10,000のデータで、低・中帯域層でのリモート・ファイルバック・アップを実現
- バックアップ/リストアのみならず、個人情報等セキュア・データファイル転送が可能
- コストパフーマンスが格段に高い
- 海外製品と比較して顧客要件に柔軟に対応
ミラクル・リナックスが10月末より提供を予定している「MIRACLE HiZARD」は、外部からの不正アクセスや情報漏洩からサーバを守るセキュリティソフトウェアです。既知のハッキングはもちろん、知られていないハッキングの防御機能とシステムやデータへの強力なアクセス制御をOSレベルで行うことができます。
今後の活動としましては、ターゲット市場として金融、公共(電力・ガス)、IDCの3業種へのアプローチ、そして日本オラクル、ミラクル・リナックス、スカイコムの3社共催セミナーの実施(2003年12月頃)を計画しております。
両社は、データ保護・リカバリ、セキュリティ対策における技術面での協力はもちろん、Linuxに関するサポート力の充実を図ります。また、可用性とコストパフォーマンス、安全性の高いシステム環境を提供することで、Linux市場をより一層活拡大推進していきます。
スカイコムはe -Japanを推進する沖電気工業、TKC及びネットワンシステムズが出資するベンチャー企業です。1997年6月に設立し、急速に進むネットワーク社会にあって、情報弱者を無くすITバリアフリーコミュケーションソフトウェア製品及びネットワーク・セキュリィティを守るデータバックアップソフトウェア製品の開発・販売を手懸けています。
「SkyCommander」は今年8月に発表したばかりで、3年間で40億円の販売を計画している。
標準価格は1ライセンス128万円。
ミラクル・リナックスは、日本オラクル株式会社などが出資するLinux サーバOS関連製品とサービスの専門事業会社です。
2000年6月より業務を開始し、Linux OSの開発および販売、オラクルのLinux版ソフトウェア製品の販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等を中心に、幅広く事業を手がけていきます。
■本件に関するお問合せ先:
TEL:03-5807-6011