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業務システム向けビジネスサーバOS「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1」7月29日(月)より出荷開始~低コストにて高いレベルの信頼性と安定性を実現~

2002年7月8日
ミラクル・リナックス株式会社

業務システム向けビジネスサーバOS「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1」
7月29日(月)より出荷開始
~低コストにて高いレベルの信頼性と安定性を実現~

 ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 藤城 薫)は、業務システム向けビジネスサーバOS「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1」(ミラクル・リナックス スタンダードエディション バージョン2.1)(以下MIRACLE LINUX V2.1)を2002年7月29日(月)より希望小売価格6万円にて出荷開始します。今年度「MIRACLE LINUX V2.1」の販売目標は6000本です。

 MIRACLE LINUX V2.1は、業務システムの基盤として実績を持つMIRACLE LINUX Standard Edition V2.0の後継製品です。小規模なファイル共有から大規模なクラスタ構成システムまで対応する拡張性、業務システムでの利用を前提とした高信頼性・高品質を目指した、Linuxオペレーティングシステムです。特に、従来より重点をおいているオラクルデータベースを最適に動かすためのチューニングに加え、カーネルの強化による信頼性向上への取り組み、文書管理機能強化、新しいハードウェアへの対応など、さらに使いやすくなりました。

 MIRACLE LINUX V2.1は、以下の新しい特長があります。

●業務システム基盤としての機能強化
 MIRACLE LINUX V2.0をベースに互換性を確保しつつ、最新の技術を取り込み、サーバOSとしての拡張性と処理能力を向上させました。ビジネス領域での使用を考慮して、 障害解析を容易にするために LKCD (Linuxカーネルクラッシュダンプ)(*1) と LKST(Linuxカーネル状態トレーサ)(*2) をカーネルに組みこんでいます。

●文書管理機能強化
 Winbind(*3)へ対応したSamba2.2.4日本語版(*4)採用により、企業は、社内ネットワークに現在存在する複数のマシンをWindowsドメインを通して統合して管理することが可能となります。ユーザは、MIRACLE LINUX V2.1とSambaの場合、Windows2000の場合と比較して最大80%の劇的なコスト削減(*5)を行うことができます。また、MIRACLE LINUX 検索エンジン機能を追加することにより、ファイル内のキーワード検索を高速に行なうことができます。

●最新ハードウェア機種での安定稼動を実現
 インテル(R) Xeon(TM) プロセッサのハイパー・スレッディング技術への対応によるパフォーマンスの向上、インテル(R)PRO/1000アダプタ、Broadcom Gigabit Ethernet Card 、Adaptec SCSI ZeroChannel RAID、Qlogic 2x00シリーズのデュアルHBAなどのドライバに対応し、最新ハードウェアにおきましても安定して稼動する環境を提供します。

 ミラクル・リナックスは、新しくラインナップしたエンタープライズサーバOS「Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE」とともに、MIRACLE LINUX Standard Editionのオラクル・データベース向けの機能強化を今後も行っていきます。更に、低コストにて業務システムを構築する基盤としてMIRACLE LINUX Standard Editionの製品強化とサポート充実を行っていきます。

 尚、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1は、日本オラクル社Oracle Technology Network(OTN)サイト(http://otn.oracle.co.jp/)を通じてMIRACLE LINUX V2.1評価版ダウンロードサービスを2002年7月10日(水)より開始します。

■発売概要

製品名:「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1」
出荷日:2002年7月29日(月)
販売価格:6万円
販売形態:全国の販売代理店での取り扱い
(http://www.miraclelinux.com/sell/index.html)
パッケージ内容:MIRACLE LINUX Standard Edition 3枚
Oracle9i Database Standard Edition R9.0.1 for Linuxトライアル CD
移行ガイド、サーバ構築・運用ガイド その他
サポート:90日間無償インストールサポート
(e-mail/FAXによる問合せおよび回答)
有償サポート:プロダクトサポート  15万円
アップデートサポート  3万円

MIRACLE LINUXの有償サポート期限は、Oracle製品と同期間行います。これにより、ユーザは、長期間にわたり安心してOracleデータベースの利用が可能となります。


<<補足>>

(*2) LKCD : Linux Kernel Crash Dump(Linuxカーネルクラッシュダンプ)LKCDはシステム障害発生時のメモリダンプを採取し、それを解析するための機能です。これにより、障害原因の追求を迅速に行えるようになります。

(*1) LKST : Linux Kernel State Tracer ( Linuxカーネル状態トレーサ)LKSTはカーネルの内部情報の変化を記録し、それを確認するための機能です。これにより、システム障害を引き起こすに至った原因を解明することが容易になります。

LKCDとLKSTは、NEC、日立製作所、IBM、富士通の4社におけるエンタープライズLinuxの機能強化に関する協業の成果です。両機能を実装することにより障害解析の迅速化に相乗効果を享受でき、エンタープライズ用途で要求される恒常的な信頼性の向上に応えることができるようになります。

(*3) Sambaは、LinuxマシンをWindows互換のファイル/プリントサーバとして 機能させるCIFS/SMBサーバソフトウェアです。

(*4) WinbindはSamba/Linuxのユーザ管理をWindowsドメインに統合させることができる機能です。

(*5) 5台のファイルサーバを600人で使用する場合Windows 2000サーバの価格を8万8千円、1ユーザのクライアントアクセスライセンスを3600円とすると導入にはサーバライセンス費用だけで260万円かかることになりますが、MIRACLE LINUXでは30万円で導入できます。



■本件に関する報道関係お問い合わせ先
ミラクル・リナックス株式会社
製品本部 マーケティング部
渡辺 雅子
Tel: 03-5562-8300
E-Mail:mktg@miraclelinux.com




Oracle は、Oracle Corporation の登録商標です。
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