トレンドマイクロとミラクル・リナックス、Linux セキュリティ分野において協業体制を強化～Linux サーバ用ウイルス対策製品「ServerProtect for Linux」「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」に対応～

トレンドマイクロとミラクル・リナックス、Linux セキュリティ分野において協業体制を強化
～ Linux サーバ用ウイルス対策製品「ServerProtect for Linux」
「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」に対応～

　トレンドマイクロ株式会社（本社：東京都渋谷区 代表取締役：スティーブ・チャン）とミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長：茂木正之）は、両社のビジネス拡大を推進するために、Linux セキュリティ分野において協業体制を強化し、両社製品間での検証テスト、並びにマーケティング活動を共同で行っていくことで合意しました。これにともない、トレンドマイクロは、Linux サーバ用ウイルス対策製品「ServerProtect for Linux」についてミラクル・リナックスの Enterprise サーバ OS「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」上での動作検証を終了し、5月20日より対応ディストリビューションに追加することをお知らせします。
　今後1年間の「ServerProtect for Linux」の販売目標は3000サーバとしています。

　ビジネスにネットワークが欠かせないものとなっている昨今では、提供するサービスを24時間365日、停止することなく稼動するシステムが求められています。Linux プラットフォームは、メールサーバや Web サーバ用途だけでなく、データベースを始めとした企業の基幹系システムにおいても OS として採用されるケースが急激に増加しています。このようなミッションクリティカルな企業システムにおいて、ウイルス対策を始めとしたセキュリティを確保し、高信頼なシステム構築や運用環境をお客様へ提供することが求められています。

　「ServerProtect for Linux」は、組織内で情報を共有するためのファイルサーバを始め、各種の目的で利用している Linux サーバをウイルスの脅威から守るためのソフトウェアです。トレンドマイクロは、これまで「ServerProtect for Linux」の対応ディストリビューションは「Red Hat Linux 6.2/7.1/7.2」のみでしたが、今回、Linux を本格的に戦略プラットフォームの一つと位置付け、「ServerProtect for Linux」の市場拡大へ向けて、オラクルデータベースとの親和性、オラクルを含めたハイエンドサーバ市場における技術やサポート体制が万全であるミラクル・リナックスと協業体制の確立に至りました。
　販売促進を目的とした協業の皮切りとして、5月29日よりビックサイト（東京国際展示場）にて開催される Linux World に、「ServerProtect for Linux」を日本オラクルブース内の「With Miracle Wing」コーナーに出展し、最終日31日には、デモ機を設置してのデモンストレーションを行います。

■「ServerProtect for Linux」製品の概要

製品名称：「ServerProtect for Linux」

価格：298,000円／1サーバ

主な機能：

Linux で実現したリアルタイム検索機能

　リアルタイム検索、手動検索、予約検索により、ウイルスを自動的に監視したり、希望するタイミングでウイルス検索を実行することで、感染の有無をいつでも確認することができます。リアルタイム検索では、ファイルへのアクセスを常に監視し、リアルタイムでウイルスを検出します。 カーネルレベルでのウイルス検索を実行し、Linux OS上でウイルスや不正コードを検出します。

最新のウイルス対策を提供する自動アップデート機能

　インターネット経由でのプログラムやパターンファイルのアップデートを、手動または予約により実行することができます。この機能によって、常に最新のウイルス対策を提供致します。

管理者をサポートする管理情報機能

　ウイルスアウトブレーク発生時の通知（e-mail、SNMP）により、管理者はウイルス感染状況を1日24時間いつでも把握することができます。詳細なログにより、システムやウイルスに関連するイベントについて履歴情報を確認できます。