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ミラクル・リナックス、今後のロードマップを発表

2001年5月31日
ミラクル・リナックス株式会社


ミラクル・リナックス、今後のロードマップを発表

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 矢野 広一)は、今後の製品ロードマップを発表します。ロードマップの方向性は以下の4つの方針となっています。

1.<ディストリビューション系列の統合>
2.<オープンな標準化の推進>
3.<アプライアンスサーバー 製品の拡充>
4.<エンタープライズ機能の実装>

<ディストリビューション系列の統合促進>
世界的に見てもRPM ベースの Linux ディストリビューションが複数乱立しており、顧客や周辺ソフトウェア企業、ハードウェア企業にも混乱が生じています。ミラクル・リナックスでは、この状況を打破するために、設立当時から FSG:FreeSoftwareGroup や LPI に準拠することを強く訴えてきましたが、状況は改善されているとは言えません。Miracle Linux 次期バージョンにおいては、RedHat Linux と TurboLinux Server双方の環境に対応します。具体的には、英語版 RedHat Linux 上で稼動するアプリケーションソフトウェアがすべて稼動し、TurboLinux に対応した豊富な日本語アプリケーションソフトウェア群も稼動する、安定したサーバオペレーティングシステム環境を Miracle Linux 上で実現ます。また、ディストリビューション独自の閉ざされた資格認定を行うことなく、『LPI プラチナ・スポンサー』として業界標準である LPI の発展を支援します。

<オープンな標準化の推進>
Miracle Linux Network Attached Storage協議会(以下 MLNAS協議会)により、LinuxをベースとしたNAS(Network Attached Storage)製品の機能拡張を業界大手企業と協調し、行っていきます。さらに、オフィスオートメーション分野において、Miracle Linux Document Portal Server協議会(以下、MLDPS協議会)を発足することにより、Linux標準規格の策定を協議し、実装を行います。実装した結果は外部のLinux関連の非営利団体にフィードバックし、業界標準仕様として広く公開されるように努めます。
制定された標準仕様は、『With Miracle』パートナー企業の提供する製品にも積極的に実装します。

<アプライアンス製品群の充実>
今後も汎用サーバー オペレーティングシステム製品である「Miracle Linux Standard Edition」を中核とます。同製品に他社ソフトウェア製品をバンドルした『Miracle Linux with シリーズ』も『Miracle Linux with Kylix』に引き続き、キラーアプリケーションとバンドルしたラインナップへ拡充します。日本市場にあった優良なLinux対応ソフトウェアを提供している企業とのアライアンスは『With Miracle』プログラムにより行います。With Miracle プログラムの参加企業の目標は年内500社を予定しています。
中小規模向けや機能特化した『Miracle Linux for シリーズ』のラインナップとして『Miracle Linux for Mail/Web Server』を新規投入致します。
中規模以上のサーバOS製品として、『Miracle Linux Document Portal Server』と『Miracle Linux Network Attached Storage』も今年後半に向け製品化を行います。

<エンタープライズ機能の実装>
kernel 2.4 における 大規模エンタープライズ 向け機能のほとんどは既に提供済みのMiracle Linux Standard Edition Version 1.1 において、安定したkernel 2.2.18 ベースにて取り込みが終わっています。また、エンタープライズ コンピューティング に必須となるOracle Pallarel Server へ対応した国内最初のLinux サーバ製品として他社に先駆けて完了しています。
kernel 2.4 ベースとしたハイエンドサーバに適用できる Miracle Linux 製品群の出荷は、 kernel 2.4 の品質が向上し、対応アプリケーションが揃う夏以降に順次製品化します。Miracle Linux 全製品群において Version 2.0 から kernel 2.4 ベースとして行きます。 また、Intel 社の64bit CPU である Intel ItaniumTMプロセッサへの対応もKernel 2.4 をベースとした製品により積極的に行っていきます。

<製品スケジュール>
◎「Miracle Linux 中核製品群」
・Miracle Linux Standard Edition Version 2.0 CY01/2H
・Miracle Linux Enterprise Edition Version 2.0 CY02/2H
・Miracle Linux Document Portal Server CY02/1H
・Miracle Linux Network Attached Storage CY02/1H
◎「Miracle Linux for シリーズ」
・Miracle Linux for Mail/Web Server Version 1.1 CY01/3Q
・Miracle Linux for PostgreSQL Version 2.0 CY01/2H
・Miracle Linux for Samba Version 2.0 CY01/2H
・Miracle Linux for Mail/Web Server Version 2.0 CY02/1H
◎「Miracle Linux with シリーズ」
・Miracle Linux with GroupWare Server(仮称) CY01/2Q
・Miracle Linux with Backup Server(仮称) CY01/3Q
・Miracle Linux with Mail/Web Server(仮称) CY01/2H
・Miracle Linux with Oracle9i/IA64(仮称) CY01/2H

■協議会やパートナーアライアンス制度の詳細情報

「With Miracle」パートナー制度に関する詳細な情報は、『With Miracle』パートナー制度サイト(http://www.miraclelinux.com/with/index.html)をご覧下さい。

Miracle Linux Document Portal Server協議会に関する詳細な情報は、MLDPS協議会サイトをご覧下さい。

■本件に関する報道関係お問合せ先

ミラクル・リナックス株式会社
マーケティング本部
渡辺雅子
TEL : 03-5562-8300
E-Mail : mktg@miraclelinux.com

 

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