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ミラクル・リナックス、アプライアンスサーバー市場・ドキュメント市場へ向けた戦略協議会発足

2001年5月30日
ミラクル・リナックス株式会社


ミラクル・リナックス、アプライアンスサーバー市場・ドキュメント市場へ向けた
戦略協議会発足
~「Miracle Linux Network Attached Storage協議会」
「Miracle Linux Document Portal Server協議会」発足~

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 矢野 広一)は、今後のアプライアンスサーバー市場への戦略の一環となる「Miracle Linux Network Attached Storage協議会」とLinuxOA環境に関する標準規格の策定を積極的に推進することを目的とした「Miracle Linux Document Portal協議会」を5月30日(水)に発足します。

ミラクル・リナックスは、昨年設立以来企業としての責任ある開発を念頭においたLinuxサーバーOSプラットフォームを提供し、市場拡大を推進してきました。今後さらにLinux浸透を加速するために、特に拡大が予想されるアプライアンス市場とオフィスオートメーション分野において各企業様と共同して協議会を発足し、Linux標準規格の作成やテスト実装、共同開発を行います。ミラクル・リナックスは、同協議会を通してLinux市場の活性化を促すと共に、顧客へより先進のLinuxサーバープラットフォームを提供することを実現します。

Miracle Linux Network Attached Storage協議会(以下 MLNAS協議会)は、LinuxをベースとしたNAS(Network Attached Storage)を共同で開発し、出荷を行うことを目的とした協議会です。NASの市場は異なるプラットフォーム間でのファイル共有が可能であることや、導入・運用管理が容易であるといった面から、1999年の57億円から2000年151億円に市場が拡大し、既に大手各企業が参入しています。このような環境において、ミラクル・リナックスは、MLNAS協議会をコンパックコンピュータ株式会社、ノーザンライツコンピュータ株式会社、株式会社日本コンピューティングシステム、株式会社フリーウェイ、と共同にて発足いたします。また、さらにLinuxの特性を活かした安定性が高く、コストパフォーマンスの高いNetwork Attached Storage「Miracle Linux Network Attached Storage」を来年初めに出荷する予定です。

MLNAS協議会の主な活動を通して、(1)サイレントインストール、ボタンインストール、リカバリディスク、(2)オンラインでのディスク増設 、(3)ジャーナリング・ファイルシステム・論理ボリューム管理、(4)バックアップ機能(テープ装置、仮想テープ装置)、(5)リモート管理も可能なGUI管理ツール、警告通知、(6)各種クラスタリングソフトウェア対応などの機能を実装する予定です。

協議会発足に際し、Network Attached Storage協議会のメンバーであるコンパックコンピュータ株式会社 ソリューション企画推進本部長 伊藤隆康氏は、「コンパックコンピュータ株式会社は、MLNAS協議会参加を通じ、Miracle Linuxベースの中小規模向けNAS関連製品を、高い信頼性とリーズナブルな価格をモットーに開発、ご提供を目指します。既にCompaq LinuxソリューションパッケージシリーズとしてMiracle Linux File/Print Serverモデルを販売しております。今後もミラクル・リナックス様と協業し、様々な用途へ向けた製品をご提供して参ります。」と述べております。

Miracle Linux Document Portal Server協議会(以下MLDPS協議会)は、進化するオフィスオートメーション分野におけるLinux標準規格の策定を協議し、実装を行います。現在のLinux上における様々なOA環境では、統一した規格がなく、メーカー各社が独自の規格で全てを作成しています。そのため、開発の長期化やコストの肥大化などの問題が発生し、結果として潜在的市場成長の妨げとなっております。こうした状況をふまえ、MLDPS協議会では、OA分野において必要とされる業務アプリケーションやプリンターなどのハードウェアにおいて、共通の骨格となるアプリケーションインターフェース(API)やドライバーなどのLinux標準化仕様策定と実装を行います。当仕様を利用することにより、メーカー各社は本来の独自特色部分へ力を入れることが可能となり、Linux市場拡大と共に、顧客へより進化した新しいソリューションを提供することが可能となります。ミラクル・リナックスでは、MLDPS協議会にて実装し、それに独自のテクノロジーを融合したナレッジポータルプラットフォーム「Miracle Linux Document Portal Server」を2002年2月に出荷する予定です。

MLDPS協議会の主な活動としては、(1)帳票ソリューション整備、(2)Linux 上の日本語帳票、日本語環境の整備制定と実装、(3)グループウェアや周辺管理ソフトの連携を標準化し実装(4)LinuxOA環境の整備、帳票ソリューションやツール開発などの実現を目指します。MLDPS協議会では、Linuxの国際化/標準化を推進する「Linux研究会 NLS分科会」と密接に連携し、世界市場へ向けて日本統一の仕様を策定段階から日本を代表した意見として反映させることができるという意味で画期的なものです。

MLDPS協議会は、6月1日(金)より同協議会に賛同を表明した以下の企業と共に活動を開始する予定です。(以下50音順)
NECソフト株式会社、株式会社 沖データ、キヤノン販売株式会社、京セラミタ株式会社、セイコーエプソン株式会社、翼システム株式会社、日製産業株式会社、日本オプロ株式会社、日本電気株式会社、富士ゼロックス株式会社、株式会社プリズム、株式会社リコー

Miracle Linux Document Portal Server協議会に関する詳細な情報は、MLDPS協議会サイトをご覧下さい。

※今回の発表にあたり、各企業様より賛同のコメントを頂戴しました。

■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linux OSに特化した専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linux OSの開発および販売、オラクルのLinux版ソフトウェア製品の販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等を中心に、幅広く事業を手がけていきます。

■本件に関する報道関係お問合せ先

ミラクル・リナックス株式会社
マーケティング本部
渡辺雅子
TEL : 03-5562-8300
E-Mail : mktg@miraclelinux.com

 

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