ミラクル・リナックスとNEC、Linuxクラスタソリューション分野で業務提携～「MIRACLE LINUX」と「CLUSTERPRO」で可用性の高いLinuxシステム構築が実現～

2001年11月26日
ミラクル・リナックス株式会社
日本電気株式会社

　ミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区赤坂4-1-30、代表取締役社長：茂木正之、以下ミラクル・リナックス）と日本電気株式会社（本社：東京都港区芝五丁目７番１号、代表取締役社長：西垣浩司、以下NEC）は、NECのクラスタソフトウェア「CLUSTERPRO」の販売およびサポートにおいて業務提携を行うことで合意しました。

　今回の提携により、NECは、クラスタソフトウェア「CLUSTERPRO for Linux」および「CLUSTERPRO Lite! for Linux」をミラクル・リナックスにOEM供給し、製品サポートおよびマーケティング支援を行います。ミラクル・リナックスは、エンタープライズビジネスサーバOS「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」に「CLUSTERPRO for Linux」をバンドルした「MIRACLE LINUX with CLUSTERPRO」（仮称）を提供していく予定です。

　「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」は、Oracleとの親和性が高く、業務システムを動かすために必要な信頼性、拡張性、運用性を強化したLinuxサーバOSです。ミラクル・リナックスは、同OSに上で稼動するOracle8i for Linux、Oracle9i Database for Linuxに、更にクラスタソフトを組み合せることで、Linux上で稼動するより可用性・信頼性が高く、コストパフォーマンスに優れたデータベースシステムを提供します。

　「CLUSTERPRO」はBIGLOBEをはじめとする多数の導入実績があり、サーバに障害が発生した場合に正常稼動しているサーバに処理を自動的に切り替えるフェイルオーバ機能を提供することによって、データベースサーバなどのLinuxサーバのハードウェア及びソフトウェアの高可用性を提供するクラスタソフトウェアです。また、内蔵ディスクのミラーリングを2台のサーバ間で行う「CLUSTERPRO Lite! for Linux」と最大１６台のLinuxサーバを共有ディスクを介して相互接続することのできる「CLUSTERPRO for Linux」により、さまざまな規模のニーズに対応できるクラスタシステムを提供します。

　ミラクル・リナックスは、今後NECと協力してLinux上における高可用ソリューションに取り組み、クラスタ普及と共に、エンタープライズ分野におけるLinux市場の拡大を推進していきます。

＜ミラクル・リナックスについて＞
　ミラクル・リナックスは、Linux OSに特化した専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linux OSの開発および販売、オラクルのLinux版ソフトウェア製品の販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等を中心に、幅広く事業を手がけていきます。
　ミラクル・リナックス社ホームページ　http://www.miraclelinux.com/