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ミラクル・リナックス、大規模業務システムの基盤となる次世代エンタープライズLinuxを市場へ投入~大手ハードウェアベンダー6社が対応表明のもと、協業体制を大幅に強化~

2001年10月10日
ミラクル・リナックス株式会社


ミラクル・リナックス、大規模業務システムの基盤となる
次世代エンタープライズLinuxを市場へ投入
~大手ハードウェアベンダー6社が対応表明のもと、協業体制を大幅に強化~

 ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 茂木正之)は、大規模な業務システム構築に必要な拡張性と運用性を強化した次世代LinuxサーバーOS(オペレーティング・システム)「MIRACLE LINUX Standard Edition Version2.0」(以下MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0)およびOracle9i Database for Linuxとのパッケージ製品「MIRACLE LINUX with Oracle9i」を10月24日(水)に出荷開始します。
 また、同OSを基盤として、来年発売予定である64ビットLinuxサーバーOSの展開へ向けた本格的な開発を行うため、ハードウェアベンダーおよびソフトウェアベンダー各社との強力な協業体制を確立します。
 MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0は、Linux上で大規模な業務システムを動かすために必要な信頼性、拡張性、運用性を強化した次世代エンタープライズLinuxサーバーOSです。Linux IAサーバーを大規模な業務システムの中核にて利用するための基盤として、様々な新技術を取り込んでいます。その一部として、主な特長を以下にご紹介します。

1)Oracle8i、Oracle9iに完全対応
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0は、日本市場において、Oracle9iが稼動する唯一のLinuxサーバーです。また、ミラクル・リナックス社は、Kernel2.4でOracle8iの動作検証を完了した日本初のLinuxサーバーOSベンダーです。

2)米国におけるLinuxディストリビュータ最大手レッドハット株式会社と技術提携
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0は、Red Hat Linux 7.1を採用し、最新技術に対応しました。同採用により、Red Hat Linux 7.1に対応したソフトウェアの動作が可能となります。また、データの復旧をスムーズするジャーナリングファイルシステムや最大32CPUのサポートにより、拡張性および処理能力が大幅に向上しました。

3)管理機能を強化、高い信頼性と容易な操作性
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0は、Webmin搭載によりブラウザを通してアクセス制御の設定、IPアドレス変更などのネットワーク設定、ソフトウェアRAIDの構築、パーティション設定、など様々な設定の集中管理が可能となりました。また、Install Navigator for Oracle搭載により、GUIを通してインストールを行えるため、Oracle9i Database for Linux、Oracle9i Application Server for Linuxのインストールが大幅に簡略化されます。 

4)主要アプリケーションとの連携動作検証
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0は、Webサーバー「Apache」・「PHP」とOracleやPostgreSQLとの連携動作検証を行い、多機能サーバとして、システムにおける高い信頼性を提供します。また、メールサーバー「postfix」「qmail」「fml」「majordomo」に対応いたしました。ファイル共有機能「Samba2.2」も同梱しています。

 日本オラクル株式会社 執行役員 製品本部長 保科実様は、「日本オラクル株式会社は、ミラクル・リナックス株式会社のMIRACLE LINUX Standard Edition Version2.0およびMIRACLE LINUX with Oracle9iの出荷開始を歓迎いたします。 Oracle8iとOracle9iに完全に対応したMIRACLE LINUX Standard Edition Version2.0はこれまでのOracle8iのソリューションに加え、今後展開されるOracle9iを基盤にした様々なソリューションにとって重要な製品になるでしょう。Oracle9iとMIRACLE LINUX Standard Edition Version2.0を導入することにより、ユーザーはLinuxOS上でのGUIやJavaを始めとする快適な実行環境と高い管理性能を手に入れることができます。 また、MIRACLE LINUX Standard Edition Version2.0とOracle9i Databaseを同梱したMIRACLE LINUX with Oracle9iは、ユーザーのTCOの削減に貢献するでしょう。今後も日本オラクルはミラクル・リナックス株式会社と協業し、Linux市場におけるエンタープライズソリューションを推進していきます。 」と述べています。

 現在、200社以上のISVパートナーがあり、既に50社以上のソフトウェア・アプリケーション企業がMIRACLE LINUX Standard Edition V2.0に対応することを決定しています。また、これまでRed Hat Linuxに対応していた米国大手ソフトウェアベンダーも対応の賛同表明をしています。

 また、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0へ対応する予定のハードウェアベンダーは、以下の通りです。

《対応を表明したハードウェアベンダー 》
■ コンパックコンピュータ株式会社
■ 株式会社東芝
■日本電気株式会社
■日本ヒューレット・パッカード株式会社
■株式会社 日立製作所
■富士通株式会社

 MIRACLE LINUX with Oracle9iは、Oracle9i完全対応のMIRACLE LINUX Standard Edition V2.0とOracle9i Database for Linuxを1つに同梱し、パッケージ化した製品です。同製品は、22万7千円にて全国の販売代理店を通して販売されます。
同製品を販売する代理店の一覧は、http://www.miraclelinux.comをご参照ください。 また、MIRACLE LINUX with Oracle9iの新規購入者を対象に、製品を特別価格180,000円で提供する、出荷記念キャンペーンを10月24日(水曜日)から12月20日(木曜日)までの期間実施します。

 ミラクル・リナックス社は、今後のエンタープライズ市場において、重要となる「拡張性」「運用性」「信頼性」そして「Oracle」に焦点をあて、レッドハット社の技術支援のもと、ハードウェアベンダー、ソフトウェアベンダーとの販売・サポート体制をより強化します。これにより、大規模なシステム領域やIAサーバー市場において、ユーザー企業がLinuxを安心して選択できる環境をご提供します。

<ミラクル・リナックス社について>
ミラクル・リナックス社は、Linux サーバーOSに特化した専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linux OSの開発および販売、オラクルのLinux版ソフトウェア製品の販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等を中心に、幅広く事業を手がけていきます。


※資料1:製品情報

※資料2:レッドハット株式会社との技術提携について

今回の発表に対し、賛同表明をして頂いたISV・パートナー企業の賛同コメントおよび一覧です。

■本件に関する報道関係お問い合わせ
ミラクル・リナックス株式会社
製品本部 マーケティング部
 渡辺雅子
Tel 03(5562)8322/Fax:03(5562)8306
e-mail: mktg@miraclelinux.com