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株式会社サンブリッジ・日本電気株式会社によるベンチャー企業向けのLinux検証センターの開設について


ミラクル・リナックス株式会社の賛同文

  本年9月の製品出荷以来、「Miracle Linux Standard Edition Version1.0」はサーバー用途に特化した Linux ディストリビューションとしてデファクト・スタンダードの地位を築いてまいりました。今回発表の「Linux コンピテンシーセンター」には、信頼性・安定性・拡張性の面でさらに磨きを掛けた「Miracle Linux Extended Edition」が提供されます。この「Miracle Linux Extended Edition」と「Oracle Parallel Server for Linux」との組み合わせによりシステムの動作検証を行ったベンチャーの方々には、事業の拡大とともに安定したシステムを拡張するための最適なソリューションをご提供できるものと確信しております。

ミラクル・リナックス株式会社
代表取締役社長
矢野 広一


株式会社サンブリッジ
日本電気株式会社
2000年12月7日
ベンチャー企業向けのLinux検証センターの開設について
── 最新のハードウェアやソフトウェアを無料で利用可能 ──

株式会社サンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:アレン・マイナー、以下 サンブリッジ)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:西垣 浩司、以下 NEC)は、ベンチャー企業支援のための施策として、Linux 上に構築された Web サイトや業務用アプリケーションの動作検証およびパフォーマンスチューニングのために必要なハードウェアおよびソフトウェアを完備し、それらを無料で利用できる施設「Linux コンピテンシーセンター」を共同で開設することを発表します。 当センターは、サンブリッジが運営するベンチャー支援施設「ベンチャーハビタット」(東京都渋谷区)の中に置かれ、NEC が提供する高性能サーバー「Express5800シリーズ」の最新モデルおよびストレージ装置を備えています。ソフトウェアの面でも日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明、以下 日本オラクル)およびミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢野 広一、以下 ミラクル・リナックス)の協力を得て、業務用サーバー向けにチューニングされた「Miracle Linux」上で最新のデータベースシステム「Oracle8i」を利用可能な環境が用意されます。

さらに当センターでは、大規模な Web サイトの安定稼動を目指すベンチャーがいち早く最新のテクノロジーを利用できるように、複数台の Linux サーバーを結合し負荷分散および耐障害性の向上を可能とするクラスタリング技術を利用したシステム開発も支援していきます。NEC が提供する「CLUSTERPRO for Linux」と日本オラクルにより提供される「Oracle Parallel Server for Linux」の組み合わせにより実現する環境は、これまで性能や安定性などの観点から Linux を利用した大規模システム構築をあきらめざるを得なかったベンチャーにとって非常に魅力的な選択肢となります。

センターの運営および利用者のための技術的な支援には、サンブリッジの子会社である株式会社サンブリッジテクノロジーズと NEC のハードウェアおよびソフトウェア技術者が共同で当たります。また必要に応じて日本オラクルおよびミラクル・リナックスからも技術支援が提供されます。さらに今後はアプリケーションサーバーなどの Web サイト構築の際に必要となる様々なソフトウェア製品のベンダーにも当センターへの製品提供を呼びかけ、ベンチャーが動作検証を行いながら最適なソフトウェア構成を選択できるようにする予定です。

また今後 NEC は、サンブリッジが提供するベンチャー向けの Web サイト運用管理サービス「ネットハビタット」にもサーバー、ストレージ、ソフトウェア製品を提供していきます。「ネットハビタット」では、ネットワーク回線、ハードウェア、ソフトウェアの利用およびそれらの監視・運用の全てが含まれたサービスが月額料金で提供されます。「ネットハビタット」内のシステム構成は「Linux コンピテンシーセンター」のものと同一となるため、センターで動作検証を行ったベンチャーは実際の運用環境にスムーズに移行することができます。また NEC の高い保守能力により、ハードウェア障害時の迅速な対応も保証されるため、ベンチャーはシステムの安定稼動に余分な労力を割くことなく自らの事業に集中することができます。

NECは、サンブリッジ社と共同で開設する「Linuxコンピテンシーセンター」および「ネットハビタット」を通して、ベンチャー企業に対するLinuxの積極的な活用を推進していきます。

なお、センターに導入予定のハードウェアならびに「CLUSTERPRO for Linux」および「Oracle Parallel Server for Linux」は、12月14日より東京ドームにおいて開催される「オラクルオープンワールド2000」にて展示されます。また同サンブリッジブースにおいては、当センターおよび「ネットハビタット」の利用方法等の詳細について解説を受けることができます。

以上

<本件に関する報道関係からの問い合わせ先>

株式会社サンブリッジ 坪内
電話:(03)5459-0533

NEC コーポレートコミュニケーション部 稲葉
電話:(03)3798-6511



各社からは以下のようなコメントを頂いております。


日本オラクル
来春出荷予定の「Oracle Parallel Server for Linux」と「CLUSTERPRO for Linux」の組み合わせにより、Linux環境で初めて大規模なユーザートランザクションに対応した高可用ソリューションの提供が可能になります。Linuxでミッションクリティカルなシステムを実現できることによって、エンドユーザーの皆様にご提供できるソリューションの領域がさらに拡大することを期待しております。また、堅牢なEビジネスのシステムを開発・導入していただくために、「Linuxコンピテンシーセンター」は大変に重要な役割を果たすと考えております。日本オラクルは今後も当センターを通じてLinux環境を活用する方々への技術支援や情報発信を行い、NEC様およびサンブリッジ様とともに Linuxの普及に努力してまいります。

日本オラクル株式会社常務取締役
石井洋一

ミラクル・リナックス株式会社
本年9月の製品出荷以来、「Miracle Linux Standard Edition Version1.0」はサーバー用途に特化した Linux ディストリビューションとしてデファクト・スタンダードの地位を築いてまいりました。今回発表の「Linux コンピテンシーセンター」には、信頼性・安定性・拡張性の面でさらに磨きを掛けた「Miracle Linux Extended Edition」が提供されます。この「Miracle Linux Extended Edition」と「Oracle Parallel Server for Linux」との組み合わせによりシステムの動作検証を行ったベンチャーの方々には、事業の拡大とともに安定したシステムを拡張するための最適なソリューションをご提供できるものと確信しております。

ミラクル・リナックス株式会社代表取締役社長
矢野広一


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