FPGAを使ってLinux OSのコアライブラリをハードウェアオフロード
ミラクル・リナックスでは、FPGAを使ったLinuxの高速化について研究開発しています。
本ページに記載の機能は開発中であり、事前の告知なしに仕様、内容が変更される場合があります。
FPGAを活用したLinuxの高速化に関する研究開発
ミラクル・リナックスではFPGAでLinuxのOSレベルでオフロードを行う研究開発を進めています。Linuxのコアな部分(オフロードライブラリ:例えばglibcなど)をFPGAで処理するようにすることで、CPUの負荷を下げ高速化を実現する、というもので、現在はテーマを絞って単機能での高速化に取り組んでいます。
FPGA開発大手のアルテラ社がインテル社の傘下になり、今後Intel CPUにFPGAが搭載されていく見込みです。ミラクル・リナックスは、今後見込まれるFPGAの標準実装に向けて、あらゆるLinuxアプリケーションを改変なしで高速化することを目指しています。
これによって、パッケージのアップデートやパッチ適用なども容易で、ユーザーは特に意識せずにLinuxアプリケーションを今よりも高速かつCPUを専有せずに利用できるようになります。
ミラクル・リナックスでは、本研究開発の取り組みにご賛同いただける方や、ニーズをお持ちの方、ご協力いただける方を募集しています。
FPGAによるCPUオフロードの概念図
FPGA関連用語集
FPGA(Field Programmable Gate Array)とは:
ユーザーがプログラミングできる集積回路(LSI)のこと。
FPGAによるCPUのオフロードとは:
処理の一部をCPUの代わりにFPGAで処理し、負荷を軽減することで、システム全体の処理性能を向上させること。
GPGPU(General Purpose computing on GPU)とは:
GPUによる汎目的計算のことで、GPUの演算資源を画像処理以外の目的に応用する技術のこと。つまり、グラフィック以外の目的でGPUに処理をさせること。
研究開発についてのお問い合わせ
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