MIRACLE

メールサービス申込 ユーザー登録&ログイン パートナー情報
お問い合わせ FAQ サイトマップ
MIRACLE LINUXの特長 製品紹介 サービス案内 購入 サポート 技術フォーラム

テクノロジー情報

2007年6月18日
2TBを越えるディスク領域の使用方法
MIRACLE LINUX V4.0 対応 MIRACLE LINUX V4.0 for x86-64 対応

2TBを越えるディスク領域の使用方法

[対象となる製品のバージョン]

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX One V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64
MIRACLE LINUX One V4.0 - Asianux Inside for x86-64

[内容]

- 目次 -

1. 概要
2. 2TBを越えるディスク領域を使用する際の注意事項
3. 動作検証結果
4. 動作検証環境
5. partedの使用方法


1. 概要

MIRACLE LINUX V.4.0では、2TBを越えるディスク領域を使用することができます。
本記事では、2TBを越えるディスク領域を使用する際の注意事項及び、動作検証の結果をご紹介致します。

<MIRACLE LINUX V.4.0 SP2 での動作検証結果(概要)>

ディスク領域タイプ/ファイルシステム ext3 reiserfs xfs
通常
LVM
ソフトウェアRAID

2. 2TBを越えるディスク領域を使用する際の注意事項

  • パーティション作成にはpartedユーティリティを使用し、GPT(GUIDパーティションテーブル)を使用します。fdiskでは2TBを越えるディスクスペースは扱えません。
  • Anacondaインストーラーは、GPTをサポートしていない為、2TBを越えるディスクスペースは扱えません。
  • /boot, / パーティションは 2TB未満のディスク領域にインストールする必要があります。
  • MIRACLE LINUX V3.0で扱えるディスク領域は2TBまでとなります。

3. 動作検証環境


OS/関連パッケージ OS MIRACLE LINUX V4.0 SP2
kernel kernel-smp-2.6.9-42.10AX
parted parted-1.6.19-4.EL
fdisk
util-linux-2.12a-16.EL4.20.1AX
LVM
lvm2-2.02.06-6.0.RHEL4
Driver
qla2300 version: 8.01.04-d7
ホストバスアダプタ
製品名
QLA2340-CK
F/W virsion
Firmware Version 4.11I
ディスクアレイ 製品名
Dothill SANnet II 200
F/W virsion
Bootrecord Version 1.31H FW Upgradability Rev. C
LUN
/dev/sda:2099000 (RAID0) /dev/sdb:278800 (RAID0)

4. 動作検証結果


ディスク領域タイプ テスト項目 ext3 reiserfs xfs
通常 ファイルシステム作成
マウント
ファイル作成
parted認識値(MB) 2099000 2099000 2099000
df認識値(MB) 2064182 2096960 2097024
hdparm -ft (MB/sec) 108.54 108.84 107.41
コメント - マウントに1分程度掛かる -
LVM ファイルシステム作成
マウント
ファイル作成
parted認識値 sda(MB) 2099000 2099000 2099000
parted認識値 sdb(MB) 278800 278800 278800
Disk追加後のdf認識値 2377562 2377720 2377664
hdparm -ft (MB/sec) 103.26 99.22 54.83
コメント - マウントに1分程度掛かる -
ソフトウェアRAID ファイルシステム作成
マウント
ファイル作成
parted認識値(MB) 2098998 2098998 2098998
df認識値(MB) 2066063 2098935 2098870
hdpamr -ft (MB/sec) 113.37 113.79 108.32
コメント - マウントに1分程度掛かる -

5. partedによるパーティション作成方法


●通常のディスク領域

  1. partedを起動
    # parted /dev/sda
    
  2. ディスクラベルをgptに設定
    (parted) mklabel gpt
    
  3. パーティションの作成
    (parted) mkpart primary 0 2099000.000
    
  4. 終了し設定を保存します
    (parted) quit
    

●LVMを使用する場合

  1. partedを起動
    # parted /dev/sda
    
  2. ディスクラベルをgptに設定
    (parted) mklabel gpt
    
  3. パーティションの作成
    (parted) mkpart primary 0 2099000.000
    
  4. lvm フラグをonに設定
    (parted) set 1 lvm on
    
  5. 終了し設定を保存します
    (parted) quit
    

●ソフトウェアRAIDを使用する場合

    # parted /dev/sda
    
  1. ディスクラベルをgptに設定
    (parted) mklabel gpt
    
  2. パーティションの作成
    (parted) mkpart primary 0 2099000.000
    
  3. raidフラグをonに設定
    (parted) set 1 raid on
    
  4. 終了し設定を保存します
    (parted) quit
    

[更新履歴]

 2009年7月8日 修正
 2007年7月12日 カテゴリの変更
 2007年6月18日 新規作成


会社情報 採用情報 個人情報保護方針 情報セキュリティ基本方針 商標等取り扱い事項 English
Copyright(c)2000-2013 MIRACLE LINUX CORPORATION. All Rights Reserved.