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システムバックアップ

2021 年 04 月 23 日

さまざまなバックアップの種類と、システムバックアップのメリットとは?

バックアップの種類と役割

バックアップ対象による違い

「ユーザデータ」と「システムデータ」は、特性によって適するバックアップ方法があります。まとめてバックアップすると、シンプルであっても柔軟性がなく運用が複雑になりやすい欠点があります。データの特性に合わせて複数のバックアップ方法を組み合わせることが効果的です。

全部まとめてイメージバックアップ ユーザデータはファイルバックアップ
システムデータはイメージバックアップ
特徴
  • オンラインバックアップで毎日
  • ユーザデータは毎日
  • システムはオフラインバックアップ
作業手順 OS や環境に合わせて手順が変わる バックアップ手順を統一できる
運用 ユーザデータ、システムともに同一のポリシーで運用 データの重要度や特性に合わせて運用が可能
リカバリ時点 システムもユーザデータも同一(数日) システムは数か月前(オフライン時)
ユーザデータは 1 日~数日
注意点 システムバックアップの制限に注意 システムイメージのバックアップ時には停止が必要

サーバー環境による違い

データの増大や仮想化によるサーバの統合など、サーバ環境は変化しています。また、システムの複雑化により最新の複雑な構成のシステムを復旧するのは困難になり、バックアップの再考が必要となっています。

バックアップ分類と一般的なバックアップソフトウェア

システム復旧の現状

  • 災害発生後のシステム復旧および、ダウンタイムからの 復旧に不安がある 89%
  • 過去 1 年間で、 データ損失またはダウンタイムを経験した企業 50%

EMC コーポレーションが 2012 年 6 月 15 日に発表している災害復旧(DR)に関する調査結果によると、日本国内の多くの企業で、時代の要求に合わないバックアップ / リカバリ・ソリューションを使用している現状が明らかになっています。近年、データ消失を伴う大規模障害が発生し、復旧不可能と判断された事例もありました。

データロストの危険性はどこにでもあり、確実に復旧できる方法を用意することが重要です。

システムイメージバックアップのメリット

「システムイメージバックアップ」と「データバックアップ」二つ揃ってバックアップ

障害時に『遠隔地からでも迅速にユーザデータを復旧できる環境』を提供するのがシステムイメージバックアップです。

システムバックアップ データバックアップ バックアップソリューション
バックアップ対象
  • 最新のパッチ適用された OS
  • 最新のドライバー
  • 最新のアプリケーション環境
  • ネットワーク構成情報
  • ストレージ構成情報
  • バックアップエージェント
  • データベースに保存されたデータ
  • 共有フォルダに保存されたファイル
  • 検証されたシステム環境
  • 最新の状態のシステム環境とユーザデータ
  • すぐに運用が復旧できる環境
バックアップ要件
  • 複雑化する構成に対応できる
  • システム環境に影響を及ぼさない
  • 確実にバックアップできる
  • リストア後にすぐにユーザデータのリストアができる
  • 日々の運用に影響を与えない
  • 差分/増分を意識した効率的なバックアップ
  • 増え続けるデータを効率よく保存する重複排除
  • 障害/災害時に素早く運用に復旧できる
  • 環境に依存せず、同じ手順で操作できる

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