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ミラクル・リナックスが、OSSを利用した様々な研究開発の一環としてNoSQLの活用とZabbixへの応用を発表

報道関係者各位


2013年2月14日
ミラクル・リナックス株式会社


ミラクル・リナックスが、OSSを利用した様々な研究開発の一環として
NoSQLの活用とZabbixへの応用を発表

~ベンチマークの結果、Zabbix監視データの新たな保存先データベースとして、
NoSQLがMySQLの最大3.4倍の性能を発揮~

 

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区芝、代表取締役社長:児玉 崇、以下、ミラクル・リナックス)は現在、オープンソース・ソフトウェアを利用した様々な技術の研究開発を行っており、その一環として本日、NoSQL*の活用とZabbixへの応用についての研究成果を発表いたします。

ミラクル・リナックスでは、オープンソースの統合監視ソフトウェア Zabbixの機能強化の一部として、監視データ保存先をNoSQL*データベースにすることによる性能改善の研究を行い、その成果および新たに開発・機能強化されたソフトウェア情報を公開しました。

今回、ミラクル・リナックスが行ったベンチマークでは、一定時間におけるZabbix監視データの書き込み処理数をMySQLとNoSQLの2種類のデータベースで比較した場合、NoSQLが最大で3.4倍の性能を発揮しました。

ミラクル・リナックスでは、今後もオープンソース・ソフトウェアを中心とした様々な技術に関する研究開発を続け、随時その成果を公開していくことで、技術のさらなる進化と実用化に貢献してまいります。

【研究の背景とミラクル・リナックスの取り組み】
クラウド技術の発展に伴い、大容量・高速データベースとしてのNoSQLが注目を集めています。また国内では、テレコムをはじめとする大規模システム監視のニーズが高まり、Zabbix導入を検討する企業が急速に増加しています。ミラクル・リナックスでは、こうした背景を受け、NoSQLの研究とZabbixへの応用に取組んでいます。

現在、Zabbix監視データの保存先として標準的に使用されているのは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)のMySQLです。ミラクル・リナックスは、大規模システム監視のニーズに伴い、RDBMSではなく、大容量かつ高速なデータ保存に適したNoSQLを新たな保存先として使用することを検討し、これを実現するためのミドルウェア「History Gluon(ヒストリーグルーオン)」を新たに独自開発しました。

「History Gluon」は、監視ソフトウェアの履歴データに特化した高水準の操作性を特長としています。本研究でZabbix本体のソースコードを一部変更し、「History Gluon」を経由して各種NoSQLに書き込むための動作検証を行いました。

【ベンチマーク概要】
ミラクル・リナックスが行ったベンチマークでは、従来型のMySQLと、主要なNoSQLのひとつであるCassandraを使用し、それぞれ5秒毎の監視間隔で、30分間の監視データ書き込み処理数を比較しました。書き込みスピードを両データベースで比較した結果、Cassandraが最大で3.4倍の処理性能を発揮しました。

MySQLでは、監視項目数が8,000点程度までは正常に書き込みが行われ、30分間で最大約300万件の監視データが書き込まれました。さらに監視項目数を増やすと、書き込み処理数がピーク時より低下して約150万件程度になることが明らかになりました。

一方、Cassandraでは、監視項目数が2万2,000点程度までは正常に書き込みが行われ、
30分間で最大約800万件の監視データが書き込まれました。さらに監視項目数が増えると、書き込み処理数はピーク時のまま伸びなくなりました。このボトルネックはデータベース以外の原因も考えられるため、ミラクル・リナックスでは今後も研究を続け、ボトルネックの解消によるさらなる性能向上を目指します。

【公開方法】
History Gluonおよび機能改善されたZabbixのソース情報はGithub、ホワイトペーパー(英語版)はミラクル・リナックスのホームページで、それぞれ本日より公開されています。
https://github.com/miraclelinux
http://www.miraclelinux.com/online-service/labs

* NoSQLとは:SQLを用いず、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)に基づかずに構築されたデータベースシステムの総称。大規模データの格納や、多量のトランザクションが発生するような用途に組み込む例が増えている。


Zabbixについて

Zabbixとは、サーバ、ネットワーク、アプリケーションを集中監視するための統合監視ソフトウェアです。Zabbixを利用することにより、システム全体の監視、障害検知、通知や、グラフ、マップ作成によるリソース使用状況の可視化を行うことができます。また、多数のプラットフォームが混在した複雑なシステム全体を統合的に監視することができます。
http://www.zabbix.jp


ミラクル・リナックス株式会社について

ミラクル・リナックスは、2000年6月、Linuxサーバビジネスを主軸として創業後、2003年12月、中国、韓国などのアジア諸国とともにAsianuxを設立し、信頼性、安定性、品質を重視したLinuxサーバOSを提供し続けています。 近年では、従来のサーバビジネスに留まらず、企業向け統合監視ツールZabbixのビジネスを始め、オープンソース・アプリケーションの開発、サポートにも取り組んでいます。 カーネル技術を生かして組込み事業にも本格参入し、カーナビゲーション、自動販売機、医療機器、映像配信機器など用途別専用機器向けのEmbedded MIRACLEを提供しています。また、デジタルサイネージ用途に特化したプレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を開発し、2010年6月より販売しています。
今後オープンソースの利用が様々な用途に広がっていく中で、それらを下支えするプラットフォームベンダーとして、日本市場だけでなく世界市場に対してもビジネスを拡大していきます。

 

□■本件に関する報道お問合せ■□

ミラクル・リナックス株式会社

ビジネス推進本部 椎名
Tel:03-6435-4563 E-mail:press@miraclelinux.com
http://www.miraclelinux.com/

 

 

*MIRACLE LINUX の名称およびロゴは、ミラクル・リナックス株式会社の登録商標です。
*MIRACLE ZBXは、ミラクル・リナックス株式会社の登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。