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株式会社デアゴスティーニ・ジャパン様

64bit環境でLinuxとOracle 10g RACを構築「定期購読者管理システム」

32bit OSを凌駕する64bit Linuxの先進性!

Oracle on MIRACLE LINUX for x86-64で基幹データベースシステムのパフォーマンスが飛躍的に向上! 32bit互換モードで、既存アプリケーションの動作も保証

隔週刊「X-ファイルDVDコレクション」、週刊「戦艦大和を作る」や隔週刊「世界の昆虫データブック」といったパートワークス形式(※1)の定期刊行物 を出版しているデアゴスティーニ・ジャパン様が、お客様からの受注を管理する「定期購読管理システム」を32bit環境のWindowsシステムから、 EM64T対応のMIRACLE LINUX とOracle10g RACに刷新しました。これにより、Oracle Databaseのパフォーマンスが飛躍的に向上したうえ、将来に渡る拡張性と信頼性を確保することができました。
(※1:パートワークスとは、ある分野の本格的な知識やハウ・ツーを気軽にリーズナブルに学ぶために週刊や隔週刊形式で少しずつ紹介していくタイプの学習方法で、「分冊百科」とも言われます。)

ユーザーニーズ

  • 「定期購読管理システム」に対するニーズ
  • ビジネスの核となる「定期購読管理システム」の拡張性と信頼性を向上させたい
  • Windowsと同等以下のコストにしたい
  • 操作や管理性が変わらないのであれば、UNIX系OSでもよい

ユーザーセレクト

システム概要

OS:MIRACLE LINUX V3.0 for x86_64
DB:Oracle10g SE Real Application Clusters
※クライアントはWindows 2000 Professional、業務プログラムは.Netで開発
ハードウェア:HP DL380G4 1CPU+12GBメモリ 2ノード
共有ディスク:HP MSA1000 Fiber Channel接続

導入の背景

既存システムの可用性強化のため、Oracle10g RACを導入


デアゴスティーニでは、急速 な売上げ増加に対応し、サービス向上を図るために、自社の「定期購読管理システム」の拡張性と信頼性を強化する必要がありました。このシステムによって、 定期購読を申し込んだお客様の情報(購読雑誌、購読期間、届け先、支払い方法など)を全て管理しています。
この時点のシステム環境は、Oracle Database(シングルノード)とWindows。これを維持しながらも拡張する方策として、データベースにOracle RAC(Real Application Clusters)の導入が検討されました。デアゴスティーニ・グループとして、ワールドワイドでWindowsを採用していた経緯もあり、当初は Windowsベースでのシステム更改を検討していました。

導入の経緯

TCO削減と信頼性を期待し、Linuxへの移行を決定
Oracle RACの導入実績とコンサルティング力を重視し、ミラクル・リナックスを採用

デアゴスティーニ・ジャパン石川様

構築を担当するATXに相談したところ、「Oracle RACを構築するのであれば、WindowsよりUNIX系OSの方がより信頼性が高い」というアドバイスを受けたそうです。しかし、「商用UNIXはコストが高いし、導入経験もなかった」(デアゴスティーニ・ジャパン 石川様)。慎重に検討した結果、「LinuxならばWindowsよりも導入コストが低く、商用UNIX並みの信頼性が得られる」ことと、「Oracle関連であればLinuxでも運営・管理が可能」といった理由から、Linuxベースでシステムを構築することとなりました。

OSの選定にあたっては、当然Red Hatも候補にあがりましたが、日本国内にエンジニアがいるという優位性に加え、Oracle RAC導入の豊富な実績とコンサルティング力が決め手となり、MIRACLE LINUXが採用されました。

導入効果

64bit化により、Oracleデータベースのパフォーマンスが5倍向上
将来に渡る、拡張性と信頼性を確保


今回の更改では、将来の負荷増加を見込んでOSとデータベースを64bit ベースで構築することを決めました。これは、ミラクル・リナックスによるOracleのパフォーマンス検証を行った結果、索引検索において、64bitが5倍もの性能を記録したことによります。(グラフ1参照)

64bit化のコストとしては、メモリを増設する必要がありましたが、サーバの追加コストを鑑みれば投資対効果はよかったといえます。また、「64bit 環境で既存のアプリケーションが動作するか」という懸念点については、MIRACLE LINUX V3.0 for x86-64では32bit互換モードが用意されているため、安心して移行することができました。

システムメリット

  • Oracle10g RAC導入によって、無停止データベースを構築することができた。
  • Cluster化により、Oracleデータベースのアップデートがオンラインで可能となった。
  • 64bitシステムによって、現システムの性能向上を実現したとともに、将来の負荷増加に備えることができた。

コストメリット

下記のコスト比較から分かるように、OSライセンスだけでも約132万円もの価格差があります。さらにWindowsではClient Access License(CAL)といわれる費用がクライアントごとに発生します。この価格優位性こそが、Linuxの最も大きなアドバンテージとなっています。

Windowsベースで構築した場合:(定価ベース)

  • Windows2003 Enterprise Edition (71万9千円※2)×2台=1,438,000円
  • クライアント・アクセス・ライセンス(CAL) :5,200円×クライアント数

※2:推定小売価格

MIRACLE LINUXベースで構築した場合

  • MIRACLE LINUX V3.0 for x86-64 (6万円)×2台=120,000円
  • クライアントライセンス : 不要

システム構成

この事例のポイント

従来の32bit Intelサーバマシンと同等のコストで商用64bit UNIX並の高性能が得られる、EM64Tが非常に注目されています。本事例によって、64bit化のメリットがもっとも享受できるのが、データベース分野であることが再認識されたといえます。

SERVICE ON MIRACLE

システムメリット

イタリアに本社を置くグローバル企業「Deagostini」は、パートワークスの分野において、世界シェア50%以上という圧倒的な競争力を誇っています。日本市場への参入は1988年。その後、1992年に創刊された音楽CD付き「ザ・グレート・コンポーザー」、1993年の語学学習カセットテープ付き「ENGLISH FOR YOU」で、このパートワークスというスタイルが、広く一般に認知されました。1995年には日本法人「デアゴスティーニ・ジャパン」を設立。その後、着実にファンを増やし続け、2005年創刊の「X-ファイルDVDコレクションは創刊号27万部、「そーなんだ」は同70万部と、70タイトル以上がラインナップされています。9月に創刊された週刊「戦艦大和を作る」は、毎号付いてくるキットを組み立て、250分の1スケールの精密な戦艦大和の模型を作るクラフトマガジンシリーズで、幅広い層の読者を集めています。

株式会社デアゴスティーニ・ジャパン
本社 〒104-0045 東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル

システム構築担当
有限会社 エイティーエックス
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-2 ITC神田須田町ビル7階
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