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サイボウズ株式会社様

他社ディストリビューションからMIRACLE LINUXへ移行
安価なライセンス費用ながら高度なサポート対応で、信頼できる情報インフラを構築

社内システムの標準サーバOSにMIRACLE LINUXを採用

導入しやすく使いやすい純国産グループウェア「サイボウズ Office」で知られるサイボウズ株式会社。
これまで同社では、社内の基幹システムや顧客向けサービスの基盤OSとして他社Linuxディストリビューションを利用していましたが、2005年末からはMIRACLE LINUXへと順次切り替えを進めています。同社はソフトウェアベンダーとして多数のサーバを社内で使用していますが、その膨大な台数のサーバに使うOSライセンス費用を抑えられることは、費用低減に大きな効果をもたらします。また同時に、ミラクル・リナックスから国内での充実したサポートを得られるようになりました。

ユーザーニーズ

  • サイボウズの社内システムに対するニーズ
  • 多数のサーバを低コストで運用するためのライセンス費用の安さ
  • 安定したサービスを提供するための信頼性・堅牢性
  • 不具合発生時など迅速に対応できるサポート力
  • 長期間に渡って安心して使い続けられる将来性

ユーザーセレクト

システム概要
OS: MIRACLE LINUX V3.0-Asianux Inside/
MIRACLE LINUX V4.0-Asianux Inside

導入の背景

他社Linuxディストリビューションのサブスクリプション費用とサポートに対する不満


サイボウズがこれまで社内の基幹系システムプラットフォームに利用してきたLinuxディストリビューションは、サブスクリプション費用が高いという問題がありました。サイボウズでは社内に多数のサーバがあり、また近年では顧客向けサービスの展開を進めているため、サーバ台数は増加を続けています。ライセンス費用を節約すれば、かなりのコスト削減が可能になるはずです。また、これまでのLinuxディストリビューションでは、高度な技術サポートを受けようとすれば海外の本社にエスカレーションされてしまい、サポートサービスが使いにくいといった不満もありました。サイボウズはソフトウェアベンダーですから 技術者が多く、技術サポートをあまり頻繁に利用することはないとのことですが、それだけにサポートを必要とする際には高度な質問になりがちだったのです。

導入の経緯

ライセンス費用の安さや互換性の高さなどからミラクル・リナックスを選択


新たなOSには、ライセンス費用が安く、しっかりしたサポートが得られ、かつ既存Linuxディストリビューションからの移行が容易で、将来的にも安定して供給されるといった条件が求められました。また、当然ながらサイボウズ製品が対応するOSでなくてはなりません。こうした条件を満たすOSとして選ばれたのが、MIRACLELINUXです。

これまで利用してきたディストリビューションでは、ライセンス費用がサブスクリプション契約という形に限られていました。サイボウズはあまりサポートを利用しないにも関わらず、最新のパッチを入手するために仕方なくサブスクリプション契約をしていたという状況でした。商用 Linuxディストリビューターのうち、ミラクル・リナックスのみが、このような同社の目的に適したライセンス体系を持っており、また既存ディストリビューションとの互換性が高いといった点が評価されたのです。

導入効果

キャリアグレードの信頼性と可用性
新規構築やサブスクリプション契約切れのサーバから順次導入、ライセンス費用の低減に


サイボウズは、2005年末にMIRACLELINUXのサイトライセンス50本を契約しました。そして現在、社内のサーバへ、順次MIRACLE LINUXを適用しつつあります。

MIRACLE LINUXの導入が進められているサーバは、データセンターに設置されて顧客向けにサービスを提供しているデータベースサーバやWebサーバ、そして社内 に設置されているソースコード管理サーバといった、サイボウズにとっての資産を管理しているサーバです。これらのサーバのうち、まずは新規に構築するサーバから導入を開始し、既存サーバに対してはサブスクリプション契約が切れるタイミングに合わせて入れ替えていくことにしているそうです。こうして、ライセンス費用の低減が実現しました。またさらに、サポートに関しても、迅速な対応を高くご評価いただいています。

USER's VOICE

OSライセンス費用低減のために移行を決断しましたが、それだけでなくサポートも日本国内ならではの迅速な対応なので助かっています。

サイボウズ株式会社
開発本部
システム開発グループ
マネージャー
水野邦昭氏

「ライセンス費用が安いだけでなく、ハードウェアベンダーとの関係も良好で、しっかり検証しているから安心して使えます」

サイボウズが移行を決断したのは、これまで利用してきたLinuxディストリビューションへの不満からでした。社内の基幹系システムや社外向けサービス基盤には、動作の安定した堅牢なOSが欠かせません。そこでサイボウズでは、それらの用途に、当時ほぼ唯一市場で認知されていた商用Linuxディストリビューションを採用していました。

「メーカー製サーバのドライバが提供されている商用Linuxディストリビューションとしては、以前は他に選択肢がなかったのです」と、サイボウズ開発本部システム開発グループマネージャーの水野邦昭氏は言います。

しかし、サーバの台数が増えるに従って、ライセンス費用の問題が持ち上がってきました。それまで利用してきたディストリビューションではサブスクリプション契約となっており、商用UNIXに比べれば安いとはいえ、多数のサーバを保有するサイボウズにとって相当な負担になっていました。

「100本弱ものライセンスを利用すると、かなりの金額になります。特に、エンタープライズ版では年間のサブスクリプションは9万円近くになります。サポートはほとんど使っていませんでしたが、最新セキュリティパッチを入手するため、やむを得ない出費だったのです」(水野氏)

ミラクル・リナックスのライセンス体系は、サイボウズが求めていた、より安価なOSライセンス費用という期待に応えるものとして選ばれました。もちろん、信頼性についても同社の要求を満たすものでした。水野氏は次のように言います。

「ミラクル・リナックスはハードウェアベンダー、特にNECとの関係も良好ですよね。HDDに負荷をかけたまま2週間連続稼働させるといった高負荷テストも行っているので、安心して利用できます」

「問い合わせに対する返事が早いし、ときには定時外でもレスポンスがあるので非常に助かります」

これまでサイボウズが利用してきたLinuxディストリビューションには、サポートの面でも不満があったそうです。

「サポート窓口に問い合わせても、日本法人では回答できず本国に転送されてしまい、反応が遅いのです。そのため、これまではサポートを受けることを諦めていました」と水野氏は言います。
しかし、ミラクル・リナックスを選んでからは、サポートも使うようになりました。

「新しいハードウェア、例えばファイバーチャネルのアダプタカードが動作するかどうか問い合わせをしたことがあります。おそらく動くとの回答でしたが、返事が早いですね。ときには定時外でもレスポンスしてくれることがあります。日本の企業であるミラクル・リナックスだからこそ、日本の商習慣に合った対応ができるのかもしれませんね。技術的な内容も教えてもらえたので、技術者としては非常にありがたいです」(水野氏)

「長期的なコミットがあるので安心して使うことができます。今後はストレージ関連ドライバなどの対応を充実してほしいです」

サイボウズでは、MIRACLE LINUXを主に基幹系システムやサービス基盤として利用しています。本番環境に関しては、まず新規に構築するサーバからMIRACLE LINUXを導入し、既存サーバに関してはサブスクリプション契約が切れるタイミングに合わせて順次入れ替えていく方針です。また、本番環境だけでなく、あるサービス開発チームでは、スタッフ5名全員の開発・テスト環境をMIRACLE LINUXに統一したそうです。

「もちろん、サービス基盤と同じくMIRACLE LINUXに統一したのです。多様なOSに対応する必要があるサイボウズ Officeなどはともかく、サービス基盤はむしろ開発環境を統一しておいた方が安心できますからね。また、そういう意味で、ミラクル・リナックスは最大7年のサポート契約や、長期のコミットがあって安心です」(水野氏)

さらに、水野氏は今後のMIRACLE LINUXに対する期待も語ってくれました。

「ドライバ等に関しては新しい技術への対応をより積極的に進めていただきたいと思っています。特に、SATA(Serial ATA)やSAS(Serial Attached SCSI)、iSCSIなど、ストレージ関連のドライバは重要です。今後はWebサービスにおいても、IP-SANを構築してiSCSIでマウントするという形が増えてくると思います。SAN構築は災害対策にも役立ちますし、リソースを効率的に活用するためには、まずストレージの仮想化が欠かせませんからね」

外部ストレージを複数サーバが共有する形にすることで、様々な可能性が生まれるのです。MIRACLE CLUSTERPROも、共有ディスクで大規模なHA(高可用性)クラスタが実現できるようになります。

SERVICE ON MIRACLE

「社内の基幹系サーバと顧客向けサービス基盤」

大規模向けEIP 型グループウエア
「サイボウズガルーン2」

サイボウズでは、社内に約100台、データセンターに約80台ものサーバを運用しています。水野氏は、総勢10名ほどのチームを率い、こうした社内サーバや情報インフラ全般の設計・構築を担当しています。

社内サーバのうち、情報系システムではテストを兼ねて自社製品を使っており、一般的なユーザー環境に合わせてWindowsサーバを用いています。また、社内向けブログ用のサーバや、開発ドキュメントを社内に公開するための実験的なサーバは、主にフリー版のLinuxを利用しています。試験環境はソフトウェアベンダーとして必須ですが、Linuxに関しては主要3ディストリビューションの各バージョンを用意し、きちんと動作検証を行っているとのことです。

一方、基幹系としては販売管理システムや顧客管理システムがあります。メールサーバも、サイボウズのビジネスにとって非常に重要な存在ですから、同じく基幹系としてきちんと管理されています。MIRACLE LINUXが採用されたのは、こうした基幹系サーバや、顧客向けのサービス基盤であるデータセンターのサーバ群です。言うなれば、失ってはならない、あるいは外に出してはいけない情報を預かるシステムに選ばれたのがMIRACLE LINUXというわけです。

サイボウズ株式会社
東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル12F
http://cybozu.co.jp/