現在位置: ホーム / 導入事例紹介 / サーバーLinuxソリューション / 株式会社ビジネス・ブレークスルー様

株式会社ビジネス・ブレークスルー様

メールシステムをオープンソース・ソフトウェア(OSS)に切り替え、冗長化に成功

OSSを活用し、可用性とアクセシビリティに優れたメールシステムを構築

インターネットによる教育事業を手掛けているビジネス・ブレークスルー社は、2006年3月、自社のメールシステムをオープンソース・ソフトウェア(OSS)を利用したシステムに切り替えました。ベースとなるシステム基盤をOSSで構築し、信頼性を高めるためのクラスタ構成とSPAM対策には商用ソフトウェアを採用しました。

ビジネス・ブレークスルー様

ユーザーニーズ

  • メールサーバの冗長化により、対障害性を向上させたい
  • 大量のSPAMメール対策を行いたい
  • Web Mail を導入し、アクセサビリティを向上させたい
  • 運用管理をリモートからGUIで行いたい

ユーザーセレクト

システム概要

  • OS: MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside
  • クラスタソフトウェア: MIRACLE CLUSTERPRO

導入の背景

株式会社ビジネス・ブレークスルーは大前研一氏が代表取締役を勤めるマネジメント教育事業会社です。主にインターネットや衛星放送を活用した21世紀型の遠隔型マネジメント教育事業を営んでいます。同社は設立当初よりOSSの導入に積極的で、ビジネスの中核を成すE-Learningシステムの基盤にTomcatを使用している他、インターネット基盤のほとんどをOSSベースで構築していました。

ビジネス・ブレークスルーがメールシステムの刷新を決意したきっかけは、以前メールサーバに障害が発生した際、業務に深刻な影響が出たことによります。同社のメール依存度は非常に高く、社内業務や顧客とのやりとり全てをメールベースで行っています。メールが停止するということは、「お客様へのサービスが止まる」ことに等しいのです。このことを機にメールシステムの刷新を検討、対障害性が高く、かつエンジニアリソースをコアビジネスに注力させることができる、運用管理性のいいシステムに切り替えることを決定しました。

システム概要

信頼性を重視していたこともあり、プロダクトの選定にあたっては、商用ソフトウェアの 「Exchange」と「sendmail 商用版」も検討しました。しかし「Exchange」は人員増加に伴うライセンス負担が大きいこと、また「sendmailの商用版」はプロダクト価格が非常に高価で予算的に厳しかったこともあり、全てをOSSベースで構築することを決断しました。

今回のシステムでは、コアとなるサーバOSだけでなくメールシステムまわりもOSSを利用しました。
サーバOSには「MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside for x86-64」、メールサーバソフトに「Postfix」、メール受信には「Devecot」、ユーザ管理システムに「OpenLDAP」、WebMailに「squirrelmail」、管理者向けユーザ管理ツール「Webmin」、ユーザ向けパスワード変更ツール「Usermin」などを利用しまし た。(表参照)クラスタ化やSPAM対策には信頼性や運用管理性を考慮し、それぞれで実績のある商用ソフトウェアを選択しました。

構築に利用したソフトウェア一覧

オープンソースソフトウェア

サーバOS MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64 パフォーマンスをあげるため、64bit版を採用
メールサーバ Postfix インターネット上の他のメールサーバとメールの送受信を行います
メール受信
(POP/IMAPサーバ)
Devecot メールサーバに届いたユーザ毎のメールをクライアントで読めるようにします
ユーザ管理システム OpenLDAP クラスタ構成にする場合は複数サーバでユーザ情報が共有できる仕組みが必要なためディレクトリサービスを導入
WebMail squirrelmail 社外から容易にWebブラウザでメールが読めるようにWebMailを導入

管理者向けユーザ
管理ツール

Webmin Linuxの操作を知らないユーザでもメールアカウントの追加やメールサーバの設定ができるようにWebブラウザで利用する管理ツールを導入
ユーザ向けパスワード
変更ツール
Usermin ユーザ自身でパスワードの変更やメール転送先を設定できるようにWebブラウザで利用する管理ツール
メーリングリスト
管理ツール
FML ひとつのメールアドレスで大勢の人にメールを配信できるソフト

商用ソフトウェア

クラスタソフト MIRACLE CLUSTERPRO システム全体を2重化し、システム停止時間を最小にするソフト
SPAM対策 CipherTrust IronMail SpamAsasinなどOSSのSPAM対策ソフトもあったが、運用コストを比較したところ商用製品の方が運用が容易なので選択

メールサーバシステム構成図

 

システム構成の特徴

  • Mailサーバを冗長化するために、現在/etc/passwd,groupファイルで管理しているユーザ/グループ情報をLDAPへ格納する。
  • /etc/passwdを複数のノードで共有することはできないためSMTPサーバ、POP/IMAPサーバをクラスタ化することで、サーバ障害時でも、メールの送受信を可能とする。
  • SMTPサーバとPOP/IMAPサーバを別ノードにて起動することで負荷分散を可能とする。

導入効果

今回の作業では、既存環境をそのまま移行した上で冗長化に成功しました。また、商用製品とオープンソースソフトウェアを効果的に組み合わせたことにより、商用製品だけで構築した場合に比べ、費用を4分の1程度に抑えることができました。

事業内容

新しい遠隔双方向の教育を目指して


ビジネス・ブレークスルー社は、インターネットや衛星放送を活用した遠隔型マネジメント教育事業を営んでいます。21世紀のデジタルネットワーク・ブロードバンド社会において、全世界の人々に対して革新的かつ先端的なマネジメントコンテンツと遠隔教育システムを提供することにより、新しい遠隔双方向の教育を目指しています。主に社会人を対象とし、ビジネスの基礎から専門分野別に分類された講座まで、4,000時間に及ぶ質・量ともに充実したコンテンツを保有し、多様な配信メディア(衛星放送、CD-ROM、VTR、ブロードバンドなど)を通してマネジメント教育プログラムの提供が可能となっています。同社の強みは、コンテンツ制作から遠隔教育システムまで独自で企画・開発・運営していることです。提供するサービスは、保有コンテンツと遠隔教育システムをベースに設計されており、顧客のニーズに応じたプログラムのカスタマイズが可能です。新人から社長まで広範囲にカバーする人材開発ソリューションを提供できる体制を構築しています。また、遠隔教育システムを用いて多くの受講生に配信可能であり、集合教育と違って規模の拡大が容易で、かつまた全世界に広がる出向者、現地社員なども同時に教育していくことができる柔軟なビジネスモデルとなっています。

株式会社ビジネス・ブレークスルー
代表取締役 大前 研一
設立 1998年 4月
■秋葉原オフィス
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 富士ソフトビル19F
■六番町オフィス
〒102-0085 東京都千代田区六番町1-7 Ohmae@workビル
TEL : 03-5860-5530(大代表) FAX : 03-5297-1781
http://www.bbt757.com