厳密に言うと公開されているLinuxはKernel(カーネル)部分だけです。KernelとはOSの中核をなす部分のことで、すべてのアプリケーションが依存するメモリやデバイスの管理などの基本的なサービスを提供します。しかし、kernel だけではOSとしての役割を果しません。OSが動作するためには kernel に様々なアプリケーションソフトウェアを組み合わせる必要があります。
このようにOS として利用できるように、 kernel と kernel をサポートするアプリケーションソフトウェアをまとめたものを「ディストリビューション」と呼びます。また、開発または販売する企業を「ディストリビュータ」といいます。
分かりやすく言うと、Kernelは「自動車のエンジン」です。でも、エンジンだけでは自動車として機能しません。トランスミッション、ボデー、ブレーキ、ステアリング、ガラスなど様々な部品を組み込むことで「自動車」となるのです。
同じトヨタ車でも目的によって構成する部品が異なります。高級感を求めるなら「セルシオ」、4駆タイプなら「ランドクルーザ」、コンパクトカーなら「ヴィッツ」など、同じメーカだけでも多くの車を生産しています。さらにホンダや日産などたくさんのメーカによって、独自性あふれる車が提供されています。ひとつのエンジンから様々な自動車が生まれるのです。
|