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ゾンビOSSとの戦い

なにかと話題の「ゾンビOSS」ですが、当社は、以前からこれらに対応し、戦っています。

昨今、日経コンピュータやITProにも掲載されている「ゾンビOSS」ですが、当社の製品開発の基本的ポリシーは、自社でメンテナンスが可能なものです。

当社は、以下のようなOSSをベースとした製品を開発し、提供していますが、全て当社がそのソースコードを管理し、自社でメンテナンスできる体制をとっています。

これは、まさしく今回のような「ゾンビOSS」が出てきた場合にも、企業ユーザに安心して製品を使い続けてもらうためです。もちろんサポート期間は、存在していますが、緊急なセキュリティホールが出てきた場合には、別途サポート契約を締結して頂いていた場合には、修正を提供できることが可能です。(ただし、バージョンなどにより、修正コードが古いものには適用できない場合には、それらの説明を行うようにしています。)

この方針は、当社のお客様が法人ユーザばかりであり、今回の記事のようなことは、OSSが出てきた当初から分かっていたからです。また、「ゾンビOSS」を作ってしまうのは、その製品がリリースされた時に、いつまでサポートが提供されるかが分からないためです。サポート期間が明確になっていれば、お客様は、その製品を利用する際に、システムの稼働期間を考慮し、どのバージョンの製品を利用すればよいかが判断できます。

そのため、当社製品は、製品リリースをする際に、その製品のサポート期間を明示しています。例えば、MIRACLE LINUXのOSについては、このようにサポート期間を明示しています。

また、OSSを企業ユーザで利用する場合に、よく言われるのが、バージョンアップが頻繁すぎて、古いバージョンがすぐにサポート切れになってしまうことです。最近ですと、Androidを業務用に利用されるお客様がいらっしゃいますが、Androidもバージョンアップが頻繁にあり、古いバージョンをいつまでサポートしてくれるのかは明確になっていません。例えば、Chromeブラウザも古いAndroidを今後はサポートしない発表もされています。

当社でもAndroidをご利用したいお客様がいらしゃいますが、その場合には、必ずこれらのリスクをご説明した上で、ご利用を頂くようなことをしております。

当社は、日本企業のお客様が安心して利用できるOSS製品の開発」と「日本企業のお客様に信頼されるサービスの提供」を理念としています。OSSのご利用をされる際には、ぜひともご相談いただければと思います。

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